陥入爪、巻き爪

陥入爪、巻き爪とは

 一般的には、陥入爪イコール巻き爪と考えられている方が多いのではないでしょうか。どちらも爪が変形する症状であることには変わりがないので混同されやすいのかもしれません。

 しかし実際のところは、医学的には巻き爪と陥入爪は明確に区別されています。巻き爪が文字通り「爪が巻いてしまう」症状であるのに対して、陥入爪は爪の角が皮膚に食い込んでしまう症状を意味します。

 陥入爪は爪が皮膚に刺さった状態のため、激しい痛みを感じます。経過が長いと肉芽形成を生じ、さらに刺さった部分からバイ菌が入り込みひどい化膿の状態になる場合があります。

治療
1.陥入爪

軽症例では爪と肉芽組織の間に詰め物をするだけで治癒します。食い込んだ爪は炭酸ガスレーザーで外へ曲げます。

重症例では手術療法になります。局所麻酔を行い、食い込んだ爪を除去し爪を作る爪母も切除します。爪が細くなるイメージです。

2.巻き爪

軽症例は炭酸ガスレーザーで爪を曲げ矯正します。

重症例はコレクティオチタンhttp://www.makitsume.jp/という矯正器具を使用し矯正します。

 爪の病気は皮膚科の専門領域です。現在でも爪に異常があれば爪を剥がされると思い込んでいる患者さんが少なからずいます。爪に異常があれば当院へ相談に来てください。

ホーム