当医院は平成9年9月に開業しました。私は長い大学病院勤務時代に種々の珍しい皮膚疾患、難治な皮膚疾患を担当してきました。その経験を活かし、皮膚科専門医の立場から皮膚疾患を内科的、外科的アプローチにより診療してきました。医学は日進月歩であり皮膚科も同様です。新しい治療法、レーザー機器など日々進化しています。すぐに何でも導入するにはリスクが伴います。治療の有効性が確立されたものを選択採用していく予定です。
当院は開院時より院内処方の形を継続しています。経営上は院外処方のほうが良いのですが、患者の利便性(すぐに薬がもらえる。薬局で別料金が発生する。)を考えると院内処方を継続する予定です。
今後も皮膚科専門医として地域医療に貢献したいと考えます。
現在、姫路市医師会の理事として医政委員会(医療制度の研究会)、地域医療ビジョン策定委員会の仕事もしています。2025年、団塊の世代が75歳以上となり後期高齢者の人口が増大します。当然医療費は高騰し社会保障費の負担が増大します。さらに政府は2020年を目途にプライマリーバランスの黒字化を目指しています。よって医療費の削減は避けられない状況です。まずは入院医療費の抑制策として7対1病棟の削減策として地域医療構想策定ガイドラインが作られ病床機能、病床数の改変が進行しています。小泉政権時代の医療崩壊に逆戻りしないよう監視が必要です。今後、中播磨2次医療圏の問題としては、循環器病センターと製鉄記念広畑病院の2021年の合併です。どれぐらいの規模の病院がどこに出来るかによって他の基幹病院との棲み分け、役割分担をどのようにするか議論が必要です。姫路市医師会理事としても地域医療に貢献したいと考えています。
昭和56年 | 淳心学院高等学校卒 |
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昭和62年 | 岡山大学医学部卒 |
昭和62年 | 岡山大学皮膚科学教室入局 |
平成2年から平成4年 | 広島市民病院皮膚科勤務 |
平成4年 | 岡山大学付属病院皮膚科勤務 |
平成6年 | 岡山大学附属病院皮膚科文部教官助手 |
平成8年 | 笠岡市民病院皮膚科勤務 |
平成9年 | 開業 |
平成25年 | 一般社団法人姫路市医師会 理事 |
日本皮膚科学会認定専門医